2015年5月5日 連休明けの変化への対応 twitterへの書き込みから
連休後の子どもの変化を心配してピンクシャツデーNIPPONのtwitterアカウントで呟き続けたものをまとめました。連休後は大人も厳しい状況になるものです。子供をそのまま大人に置き換え、学校を会社、サークルetcに置き換えて読んでください。
この心理状態はそのまま続くことが多いのです。その頂点が9月1日になるのです。
ようやく9月1日に注目されるようになってきましたが、どの時期が安心と言うものではありません。
連休後の生活①
五月病と言う言葉は昭和30年代に使われ始めた言葉です。連休中遊びすぎて生活がだれる時期として教師側が生徒に注意喚起をしたことから始まったようです。でも今は状況が変わっています。
連休後の生活②
不登校は怠惰から生じるものではありません。だのに五月病が使われ始めた50年以上も前の時代の感覚で社会がとらえていることに問題があると思います。
連休後の生活③
誰でも希望を持って進学、進級したはずです。でも友人関係、クラス、部活、勉強などに「これは思っていたのと違うな」と感じ始めるのがちょうど一か月たったこの頃なのです。
連休後の生活④
いじめっ子から逃れられる時期それが連休だったりします。ですから連休明けを迎えるころ、憂鬱感が頂点に達して、不登校になったり自ら命を絶つようなことも起きてしまうことがあります。
連休後の生活⑤
連休中にいじめっ子グループに誘われ「やりたくないことをさせられる」(色々なパターンがあります)連休明けにもその生活が続くのかと重たい気分になる子もいます。
連休後の生活⑥
不良グループのパシリにされた子を「自分の責任だ」と批判する人はどうか「好きで入ったのではない」という事実を認識してください。腕力や言葉の暴力で行動を共にさせられている子がいます。
連休後の生活⑦
無理やり不良グループに入れさせられている子の保護者を「友人関係を把握してない」などと責めないでください。いじめられれている子は親にだって言えない状況に置かれているのですから。
連休後の生活⑧
ここまで書いてきたことはそのまま大人社会にも当てはまります。子を「人」に置き換え、学校を、会社、地域、保護者、ママ友、ボランティア、サークルなどに置き換えてください。
連休後の生活⑨
いじめをいじめられる側にも責任があるとしてきた大人社会。そこから生じたのがブラック企業、過労死、セクハラ、パワハラ、勝ち組負け組と言う差別意識、派閥、など数々の社会問題です。
連休後の生活⑩
大人が変らなければ子どものいじめはなくなりません。学校ではだいぶいじめについて考え直されてきています。でも大人社会はどうでしょうか?他者を思いやる心を持ちたいものです。
連休後の生活⑪
憲法には「誰でも幸福に生きる権利」があります。人間はみな平等だと書いてあります。子供も大人もいじめなどしてはいけないのです。自分だけでなく他者の幸福追求権も認めることが重要です。