ブログです。

 おそらくホームページでは紹介しきれないと思いブログのページを作りました。

 いじめは子供だけでなく、今や大人の世界でも深刻な問題になっています。会社、地域、PTA、ママ友、ボランティア団体、趣味のサークル、果てはNPOでも、およそ人が集まる場所すべてで起きていると言っても過言ではないでしょう。

 まだまだ認識されにくく、「そんなことはどこにでもあることだ」「がまんしろ」「言われるお前が悪い」で済まされてしまいます。

 いじめられた人にも家族がいます、、、どんな気持ちでいるか分かりますか?

こんなことまで取り上げるのか、と思われるかもしれません。でも学校では相談できる人がまだいる方なのです、大人になる相談したりお話したりする人や場所は本当に限られているのです。

 難しいのは、いじめたとされる側の人にはあまり「いじめたという意識がない」ということです。みんながすごしやすい世界は小さな日常での相手へのちょっとした優しさから生まれると思います。

 少しでも過ごしやすい日常になりますように、、、、、。

新しいロゴに思いを込めて

フィリピンのピンクシャツデーの代表 Jereza はデザイナーでピンクシャツデー日本のロゴを作成してくれました。いじめは子供だけの問題ではありません。

 今一番自殺者が多いのは60代、もらえるはずの年金ももらえず、介護で苦しんでいる高齢者の方がたいます。日本を戦後経済成長へ向かわせたのにいわれのないいじめを受けています。

 セクシャルマイノリティの方がたへの理解もまだまだ不十分です。職場でも地域でも逃げ場がなく自殺に追いやられていく人たちが多いのです。

 日本は単一民族国家ではありません。人種の問題で悩んでいる人が沢山います。

 障がいを持っている人への理解もまだまだです。体だけでなく心の病を持っている人への無理解は多いです。

 なぜニュースでは通院履歴ありとか、偏見を助長するような書き方をするのでしょうか?

 いじめをする人は対象を人間だけでなく動物にも向けてしまいます。

 私たちの日本の昔の名前「やまと」は「やはと」から来たとも言われます。

 穏やかに人々が集う様を表しています。

 黒は仏教の僧侶が着る墨染めの衣のように、おごりや高ぶり高慢を捨てた、謙譲、謙虚を表しています。

 

 これらの話をJerezaとメールを通じて行い、このロゴを作成するに至りました。

 和は日本のことそして平和を意味します。子供、お年寄り、セクシャルマイノリティ、人種、障がい者 動物たちなど様々な人々がともにニコニコしている姿を願っています。

 

 私天野個人は子供のころ学校に行けずにオール1を取りました。両親は語学にたけ父は五か国語を母は三か国語を話し、年間200人の外国の人が泊まっていきました。

 そこでは様々な国、宗教を越え皆が穏やかに集っていました。

 ヒンドウー教、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教の人達が同じ場所にいたのです。

 おかげで私は日本語もおぼつかないのにいろんな国の言葉を聞いて育ち、今でもうまく話せなかったり字を間違えたりします。

 

 この絵には私の切なる思い、願いも入っています。

いじめ反対を唱える人の中でさえ、派閥を作ったり、意地悪

をしたりする人もいます。

 だいたい、いじめ反対に主流も、反主流もあるなどおかしなことです。

 時代ともにいじめの形態も対処の仕方も変わってきます。

 一つのやり方だけが正しいなど言うことはないはずです。

心はいつも自由でありたいものです。

 様々な差別やいじめ反対への啓もう活動を支援していきたいと思います。

 HPで紹介したり、積極的にRTやシェアができるようにしたいのです。

 

 個人で関わってきたので、個人のアカウントであることをご容赦ください。

 

2016.7.8 文責 NPOカプラー理事 天野 として

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オルゴールを手にしたレイヤーさん

あまりにも嬉しいので、facebookのピンクシャツデーのページに書いたのと同じ内容をここに載せます。

文責の天野です。
実は大変うれしいお知らせがあります。
和室すたじお天野家は毎週のようにコスプレのお撮影で利用されています。
昨年刀剣乱舞のコスプレでおいでになられたレイヤーさんがスタジオ内にあるピンクシャツデーのコーナーに置いてある中園直樹さんの「オルゴール」を手にされ、「なんでオルゴールがここにあるの?」とつぶやかれました。
 私の方でいきさつをお話しすると
「私は小学校の時いじめられていました。その時本屋で偶然オルゴールを手にして読んだのですが、まじガン泣きしました。それで学校に本を置いてほしくて、校長室に行って校長先生に交渉したのです。そうしてオルゴールを置いてもらったのです。」
「それでどうなったのですか?」と私が聞くと。
「学校からいじめが無くなりました、そしてその地域の学校ではみんなオルゴールが置かれるようになりました。」
とのことでした。
 今回のピンクシャツデー詩朗読会にこのレイヤーさん、まだ大学生です、をお呼びしました。
 残念ながらあまりにも急なお話しで用事があるので出席でいないということでした。
 でも文章でなら是非書かせてくださいとのことでした。
 彼女の原文です
「もしよろしければ文章にて「オルゴール」についてお話させて頂けませんでしょうか?本当に貴重で嬉しいお誘いですが、せめて文章でもよいので、あの時の私の気持ちや学校での取り組みについて作者さんに聞いて欲しく……文章上でよいなら是非お願い致します。」
ということです。
当日このレイヤーさんの文章をプログラムの一つとしてご紹介したいと思います。


今年の天野家でのピンクシャツデーは、従来のメンバーに加え、

ミスワールドジャパン、ファイナリストの戸田真紀子さんの詩の朗読、

SHOW-1グランプリのTASKEさん、

そして今回のレイヤーさんと、

 

五年目にふさわしく多彩な方々の朗読やお話しが聞けます。
是非皆さまふるっておいでください。
天野家は今までの最高収容は50人ですが、さすがに身動きが取れないので30人が限度でしょうが。
懸賞メッセージも募集中です。

 

2月24日(水)天野家で第5回ピンクシャツデー詩朗読会が開かれます。

詳細はここをクリックです。

 

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今朝報道された工藤勇人君のニュース

今朝報道された工藤勇人君のニュース。このニュースは何も珍しい例ではありません。世界中に掃いて捨てるほどあるいじめの現実の一例でしかありませんし、この加害者も特に悪質ではありません。たまたま被害者の死という痛ましい結果になったため表面化し、裁かれただけの話です。このニュースで、最も注目すべきは退学後に暴行殺人事件が起きたということです。

小3から大学2年まで被害に遭っていた私の例で言うと、宮崎の高校から東京の大学に進学し、家族にも学校関係者には絶対に連絡先を教えないよう口止めし、片手の指の数以下の友人にだけしか連絡先を教えず「これでいじめから逃げられる!」と油断してしまいました。ですが、すぐに同じく東京の大学に進学していた加害者に見つけ出され、いじめが再発してしまいました。

このように、いじめ加害者はプロの探偵やストーカー顔負けの調査能力と、スッポンやDV夫のような執念深さで、一度被害者に噛みつくと、ガッチリと固く加え込み、何があろうと、大人や周囲がどんなに引き離そうとしても、決して離そうとしません。弱りきった被害者の体力では、その加害者の鉄の顎から逃れる術はありません……。

ですので、今被害を受けている皆さんは加害者のこの性質をしっかりと理解し、決して大学進学時の私のように、油断したりせず、どんなに加害者と離れられたと思っても、最低でも一年は、決して油断せずいつでも逃げれるように備えておいてください。

可能であれば、私がそんな深刻な被害を克服し、一生絶対にいじめられない人間として自分を変えた方法から描いたいじめ克服マニュアル小説『星空マウス』を読んみてください。大きめの図書館なら入ってる場合が多いですし、書店やアマゾンで取り寄せも可能です。もし、どこにもない場合は、小説としては未完成ですが私のHPでいじめ克服マニュアル小説風バージョン『星空マウスと凍える虎』を現在も無料公開中ですので、そちらでも構いません。もし、自殺を考えるほど追い詰められているなら、死ぬのを少しだけ先伸ばしして、騙されたと思って読んでみてください。

とにかく、油断をしている時に噛みつかれるのが一番痛いです。加害者は君の想像をはるかに超える執念深さをもつ暴力ストーカーです。決して油断しないでください。

ぼくは、ぼくだけは何があろうと絶対に君の仲間だ。だから、何とか生き延びて! 同じ地獄を生きた戦友だ。これ以上戦友が死んでいくのを黙って見ているなんて耐えられない。だから、お願いだから生き延びて! ぼくも、こうして地獄をいきのびたから。君にこの言葉を伝えるためだけに、こうして生き延びたから

工藤勇人君、そして死んでいった多くの戦友の冥福を祈ります。

       中園直樹

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またぼくが死んだ

岩手で中2の子が自殺しました、悲しいことです。必ず夏休み前は子供のがまんが限界にきている時期なのです。


中園直樹さんに次の詩を載せてくださいと頼まれました。

彼は10年という長いいじめにあってきたので、いじめの話を聞くと自分がいじめられてるようにフラッシュバックしてしまうのです。ですからネットに入るのが今すごく大変なのです。それでおほおっておけないので、不詳私がいつも代筆を頼まれます、お許しください。


またぼくが死んだ

 

二千二年十月十二日―十九日


今週 `中学三年の少年が飛び降り自殺

そんなことに関係なく

今日も世界は回っている


若い命が悲鳴と散って行く・・・

今年 `何人目だろう・・・ ゚


世界中で考えれば ` ゚

毎日数え切れないほどの人間が死んでいる ゚

裕福な国で恵まれた生活をしているくせに ゚


本当にそうだろうか。


そうじゃない!

ぼくは、ぼくたちは皆それを知っている。

そう、あれはぼく。

彼の痛みが痛くて、痛くて、痛すぎて、

「目を背けたい!」

「これ以上、僕を苦しめないでくれ!」

「君たちが死ぬと、ぼくが痛い!」

「ぼくはもうボロボロ」

「このままでは、壊れてしまう・・・」

だけど

だからこそ

ぼくは、

ぼくだけは逃げるわけには行かない

彼が苦しみ、

死んでいったという痛みを

しっかりと胸に刻まなくてはならない。

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ねえ

「、、、ねえ」「これ、、、じゃない、そう思わない?」

「そうかなあ。」「みんなそう思うよね。」「、、だといいと思うよ。」

「これ、、、だよね。」

「・・・・・・。なあ。」

子供の会話ではありません、大人の会話です。

でも読まれた人はまさか大人だとは思わなかったでしょう。

年代は、若い人だけではありません、実はこの言葉は50代、60代、70代、女性だけではありません、男女共です。

 

これらの言葉に共通していることは何ででしょうか?

それは

「同意を求める、確認の言葉です。」

「私は、、思うけど、あなた方もそう思うよね。だから賛成してよね。反対するわけないですよね。」

という意味です。

この言葉を発言する人に共通することは何でしょうか?

それは

「その場を仕切るのは私ですよ、わかってますよね。」

という暗黙の意思表示です。

 

この発言が、元大手の会社の社員から、お金持ちの奥さんから、PTAの役員から、あるいはいわゆる「意地が悪くうるさい人」と思われている人から発せられたらどうなるでしょうか?

 うなづかざるを得ないことでしょう。

 

 そんなことまで気にするのかと思われる方もおられるでしょうね。でもこれがほとんどの人の集まりで、派閥やグループを作る、始まりになります。

それはやがて、それに不賛成の人に阻害感や差別観を感じさせます。反対する人は孤立していきます。

 やがて、意見が出せなくなります、圧迫感に耐えきれなくなってやめる人が出てきます。

 結果としてそれを許した集団は活動が停滞していきます。追い出した人は無責任にも「つまんないから私も辞める。」という結末になるパターンもあります。

 

いじめはこういう些細な言葉から始まります。

 

・・・・・・・・・・・・・参考に・・・・・・・・・・・・

 

学校でディベートやプレゼンの授業をするとき、基本的なこととして

「賛成意見」「反対意見」があるということを学びます。

その言い方も

「私は、、、、さんの意見に賛成です。、、、さんは『・・・・』と言われましたが、私も『、、、は、、、、だと思います。』なぜならば、、、、、は、、、、だからです。」

 

など発言の言葉も最初はパターンとして使うことで、ディベートはスムーズに進むことを学んでいくのです。

 

そして、発言するときは必ず「敬語」を使うことを学びます。

「相手をおとしめることを主体とするディベートは議長が止めに入ること。」などなど、細かく訓練されてきています。

 

このあたりは、大人も心して学習することが必要なのだと思います。

そして「、、、さん」というように心がけましょう。

大人なのに若い女性に「、、、ちゃん」はもってのほかです。

年配の方が年下の男性に「、、君」というものやめてください。

まして、いくら先輩後輩だったとしても、ボランティアや、趣味のサークルで「呼び捨て」はないでしょう。


長い間に「当たり前」と思っていたことが「当たり前ですまない」状況になっています。特にいじめの運動に関わる人は、代表者からまず率先してより一層人権の学習に励まなければいけないと思います。


浅薄なことばかり述べられても、単なるイベントに終始されていては「いじめ体験者」「被害者」「差別を受けた人」には苦痛でしかありません。


とてもとてもデリケートな問題なのです。


それは私自身の自戒でもあります。


私も幼少年時代から外国人の中で過ごしたため、言葉が上手くしゃべれません。でも聞き取れてもうまく話せません、体が小さくいつも劣っている人として扱われてきました。学校に行けなかったから、学習障害を持ちながらそれを言うことすらできない人生でした。色んな嫌がらせを受けました。上げたらきりがありません。

それでも大学を出て公務員試験も教員試験もパスして、起業もできました。

「楽だよね」と言われることがどんなにか苦痛でしょうか、、、。

ですからいじめや差別の運動に関わることは生涯の課題と若いころから思ってきています。

それでも、まだ勉強不足と感じることが沢山あります。


皆さん一緒に勉強し、争いや憎しみのない世界を目指しましょう!


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トイレに手を突っ込んだ少女

トイレに手を突っ込んだ少女


 だいぶ前だった。ある中学で教えていた頃、「先生トイレに物が詰まってます」と女子たちが呼びに来た。行ってみると紙くずか何か固まっていた。

「こりゃあとらなきゃ。」

とつぶやいたら、そばにいた女の子、急に立ち上がり給食の牛乳パックを捨てるビニル袋を持ってきた。

 ビニル袋で手をおおいやおら手を突っ込んで汚物と一緒に紙を取り出しました。そばにいた子たちも「あっ」と叫んでしまいました。

「えらいわねえ。」

女の子たちもすっかり感心してしまいました。もちろん私もです。

 この日は担任出張していない日だったので、副担任にお話ししたら、

「帰りの会で名前を出さなかったけれど

『アマノ先生がこんな子がいたよとほめていましたよ』

 と言ってその子を見たらうれしそうにしてましたよ。」

と離されました。

 日頃、意地悪な言葉を浴びせられることが多い、からかいの対象となる子でした。時に教室で泣いている姿を何度も見たことがあります。

 男女から「汚い」とか言われてしまうのです。

 私もそのことを知っていましたから、本当に嬉しかったし、みんなの前でほめてあげる良い機会だと思ったのです。

それで副担任の先生に話したのです。副担任の先生はまだ若い女性の先生でしたが、生徒からとても慕われている先生だったので、この先生から話してもらうのが一番良いと考えたのです。


 バレンタインデー、その子からチョコレートをもらいました。


・・天野記「暖かい部屋から

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5/23(土)天野家ちゃんねるピンクシャツデーコーナーで放送

明日天野家チャンネル8:45pm~9:30(六本木ヒルズから生放送)

でピンクシャツデーのコーナー(9:13分頃から)を放送します。今回は各地のTシャツやピンクシャツデーとかちのテーマソングを歌っているバンドMy'sのCDの紹介をさせていただきます。

中園直樹さんも出演されます。

 STICAM AINEVER TV & SHOWROOM(ユーストリームとDeNaの同時配信です)

毎回入れ替わりを含めると45分間で、約3000人が視聴されています。

もしよろしければ、放送中コメントを書き込んでください。書き込むにはログインが必要ですが、twitterやfacebookのアカウントで簡単にログインできます。

スマホでも視聴、書き込み可能です。 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

天野家自体の活動、コスプレイヤーさんの紹介やアーティストさんの紹介もあるので宣伝みたいで恐縮です。


天野家、天野塾代表の天野は無償でこのコーナーを提供しています、NPOカプラーの正式理事にもなりました故ピンクシャツデー部門担当として今後も活動していきます。


毎月第4土曜日 PM8:45~PM9:30 2015年3月~8月限定  生中継

場所 六本木ヒルズ のスタジオから

  STICAM AINEVER TV & SHOWROOM

配信 https://www.showroom-live.com/ainevertv   

おかげさまで八月以降も放送を続けられそうです。

過去の放送はこちらで見られます。

https://www.youtube.com/channel/UCyXu78fHfxM2gT-Z9VS44Fw


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ピンクシャツデーとかちのHP

ピンクシャツでーとかちの新しいホームページができています。こちらでは学校から地域で取り組んでいて、専用の放送番組まで作りました。


詳しくはこちらのHPでご確認ください。


ピンクシャツデーとかち

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メッセージ

中園さんからのメッセージ、前回推敲中のものを掲載してしまいました。

今回UPしたのが完成版です。


中園直樹さんからまたメッセージをいただきました。連休明けの子供たちを心配してのことです。よろしかったら学校でも職場でも、悩んでいる友達にコピーして送ってください。

  少しでもいじめが無くなり、自ら命を絶つ事件が起きないことを願って、、、

 

 【メッセージ】


休みが明けて

あなたが昨日死のうと思ったことは

今朝死のうと思ったことは

さっき死のうと思ったことは

今死のうと思ったことは

いつも死のうと思っていることは

ぼくはよく知っています

ぼくも同じだったから


だからこそぼくは

あなたに生きのびてほしい


あなたと同じに

偽りのキボウに騙され

何度も絶望の底に叩き落とされ続けたぼくは

何の役にも立たない

そんな言葉を伝えるつもりはありません


あなたにとっては

今後も生きることは

苦しみの延長でしかないかもしれない

それでもぼくは

あなたに生きのびてほしい


あなたに直接会えないぼくは

現実的には何もできないかもしれない

それでも

少なくともぼくは

あなたがたったひとり孤独の中で

これほどまでに苦しみ続けていることを

誰よりもよく知っています


そしてあなた以外に

この文章を読んだ方々も

あなたが今も苦しみの中にいることを知ってくれます


ささやかな

本当にささやかなつながりでしかないけれど

あなたは独りではありません


苦しみの渦中にいるとき

ぼくにこんな言葉かけてくれる人なんて

ひとりもいなかった

そんな本も一冊もなかった

だからあなたに伝えます

あのときのぼくが一番聞きたかった言葉を


ぼくはあなたが

独り苦しみ続けていたことを

今も苦しみ続けていることを

知っています

あなたの苦しみはぼくの苦しみなのです

あなたは独りではありません


だから本当は

あなたが学校が始まって

ホッとしていることも知っています

学校さえ始まってくれれば

早朝から深夜までエンドレスでいじめられる休日と違い

授業中だけはいじめられないから


「戦争体験は子供や孫に伝えられたけど

 本当に辛かったいじめの体験だけは

 誰にも話せていない」

ぼくの講演の後に話しかけてきた

日本人のおじいさんの言葉


そうあなたやぼくの苦しみは

戦争以上の地獄なのです

だからあなたやぼくが

死にたくなるのは当たり前なのです

あなたは弱くなんてない

誰よりも強い!


そんなあなたにとって

生きることは

これからも

苦しみばかりかもしれない

それでもどうか

どうか生きてください

世界中のあなた

どうか生きのびてください


ぼくも今

こうして生きているから

あなたに生きのびてもらうためだけに

あなたと同じ

永遠の生き地獄を

生きのびたから


 中園直樹

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子どもの日、中園さんからのメッセージです

子供の日は学校が休み。

永遠の生き地獄、いじめから一瞬でも解放される仲間がいることが救い。

ぼくのように休日も早朝から呼び出されて夜中までいじめられる仲間は稀かもしれない。

それでもきっといる。


GW中も休まずいじめられ続けている君、君はぼくだ。

君の傷みはぼくの傷み。

君の涙はぼくの涙。

君の命はぼくの命。

ギリギリでも、どうか生きのびて。

今日一日だけ生きてみて。

ぼくもその繰り返しで十年以上の生き地獄を生き延びた。

きっと君も大丈夫。



・・・・・・・・・・・

中園直樹さんから子供の日に合わせてメッセージをいただきました。

原文はメールの短文でしたが、リズムや言葉が美しいので「詩」の形にて投稿させていただきます。

よろしかったら学校やご家庭でもお子さんに読んでいただければと思います。

                                天野

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ピンクシャツデーとかちテーマソング

 ピンクシャツデーとかちテーマソングのCDを千葉先生が送ってくださいました。

世界でただひとりの君のために」です。

ピンクシャツデーとかちは町をあげて取り組んでいる地域でカナダでも活動が評価されている団体です。

歌っているのは北海道で活動しているバンド、My'sのみなさんです。

今度天野家ちゃんねるでも紹介するつもりです。

 

ちなみに天野家ちゃんねるのBGM「ピンクのシャツであふれたら」は以前も紹介しましたが、2013年ピンクシャツデーとかちのテーマソングで高校生が歌った曲を使っています。


和室すたじお天野家・アマノ塾の庭にピンク色の躑躅が満開です。ピンク色のジャケットの背景に映しこみました。

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ゴールデンウイーク明け

 書こうか書くまいか悩みました。でもやはり書くことにします。

書くことで悩んでいる子供の気持ちをかえって刺激してしまいそうなのと、安易に警鐘としてコピペやらパクリで子供たちに資料配布だけしてしまう人がいて、それを読むことで子供が悲しい結末にいたる行動をとらないかとても心配なのです。

 でも周囲が注意を払うか払わないかでも不幸が少しでも減ってくれればと思い書くことにしました。

 

 ですから、くれぐれも注意して資料は読まれてそのうえでお使いください。


 五月病、よく言われる言葉です。「病気」と言う言葉を使いたくはないので、「ゴールデンウイーク後に見られる大きな心情や生活上の変化」とでも認識してください。


 新学期は子供たちにとっては何かをもう一度やり直したいとか、今度こそ頑張りたいという気持ちになれる時期です。

 でも一か月がたつと、期待外れな生活であったり、頑張ることにつかれてしまい

「こんなはずではなかった。」

という思いが高まってきます。


 それは学習についていけなかったり、部活や新しいクラスになじめなかったり、いじめをしている子とまた同じクラスになっていたケースだったり、、etc様々な場合があります。


 ゴールデンウイーク中は、部活の春季大会もありますが、それでも休みが多くなるので、大多数の子供は学校も休みですので、それまで張りつめていた気持ちにゆるみが出てきます。

 また我慢の限界に達してしまう時期にもなります。

 連休中はいじめられることもなくほっとしていたが、「連休が終わるとまたいじめられるのか」と悩んでしまうことにもなります。

 それは悲しい結果を招くこともあります。

 すべての子がそのような行動をとるわけではありません、でも大人が少し注意して見てあげること、その意識を持つこと、それはとても大事だと思います。


 不登校が始まったり、連休中の交遊関係から不良グループに入り、反社会的な問題行動が始まったり、連休後は学校でも家庭でも心して子供に接してください。


それは大人の社会でも同じです。会社、サークル、etc同じことが起こりえます。


 もちろんそのような事態が起きないことを願っています。

 

上手く書けませんが、「人に優しい社会」になればいいなと願います。

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いじめの逆転

 いじめっ子がいじめられっ子に、いじめられっ子がいじめっ子に、なることがあります。

 こんなことがありました。


  中学一年生の時いじめの中心になっていた子がいました。担任の先生が何度もいじめをしていることを保護者にも話しました。その生徒ともなんども面談をしました。学年でも学校事実は把握して、対策を色々とりました。

 でも保護者は一向に取り合わず「先生がうちの子に偏見を持っている」と逆切れし、有効な指導ができぬまま一年半ほど過ぎてしまいました。

 いじめをしている子にとってはこれは大きな支えになってしまいます。保護者という大きな後ろ盾がいるからです。

 中学一年生のころはまだまだ体の発達に差があります。乱暴な言葉づかいをする者や、体力の強いものがいじめの中心になりがちです。

 でも中学生の成長は早く3年生になると力関係が逆転してしまうことが多いのです。それまでいじめられていた子供たちの方が部活の練習でもコツコツと練習に励んでいることもあります。それ故体力や学力でも勝るようになります。

 そうすると今までいじめられていた恨みもあるので今度は集団でいじめていた子をシカトするようになります。というよりは相手にしなくなったのです。

 その結果今までいじめをしてきた生徒は学校を休んでしましました。

 この事態が起きた時、それまで学校の話を一切聞かなかったいじめていた側の生徒の保護者は怒り声をあげ学校に抗議に来ました。

 そして担任と話した後、体育館に行き腕を組み10分ほど怖い顔をして練習をしている生徒たちをにらみつけました。

 その結果どうなったかというと、翌日部活の生徒10人は一斉に休んでしまいました。理由は次のようなものでした。

「自分たちは今までいじめられてきた、でも心配してもらえなかった。いじめてきた生徒は休んだから心配されたのだ。だから自分たちも休んだら心配してくれるだろう」

 この後いろいろあるのですが、なんとか一応解決した形をとりました。

 このケースに関しては色々な意見があると思います。解決方法など簡単に出せるものではありません。


・いじめられていたとはいえ集団シカトをしてしまったのは不幸なことです。

・それまでいじめられた側の生徒に同情も湧くでしょう。

・中一の時、もっと有効な手段でいじめをやめさせることができなかったのかと思

 われるでしょう。

・いじめていた生徒の保護者のエゴだと怒りを感じる人もいるでしょう。

・モンスターペアレントを出さないように意志疎通を図るにはどうしたらよかった

 のだろう。

   etc

 答えは一つではないはずです。

 もしも一年生の時、担任が厳しくいじめている側を指導して保護者が「学校が偏見を持っている」と教育委員会に抗議をし、それを受け校長を通じ担任に適切な指導をするようにと話が言っていたらどうなるでしょうか。その結果もっといじめが加速していたかもしれません。…実はこうしたケースもあります。


 学校側がアンケートをとったとします。生徒はいじめている生徒が怖くて本当のことを書けません、そこまで追い詰められていることもあります。

 何人かの教師をスケープゴートにすることもあるでしょう。


 匿名アンケートの内容がすべて本当のこととは言えません。報道されるほど大きな事件になった後は本当のことを書く生徒もでてきます。

 それはこの時期しか助けを求められないと思うからです。


 いじめをしている側の生徒の家庭環境や生育環境はどうだったでしょうか?

家庭内の問題、経済的な問題にどこまで教師は入ることが許されるでしょうか?

それを可能にする先生もいます。それは深い信頼関係を作ることができた先生です。

でも今の時代、それも本当に難しくなってきています。昔は先生も保護者お同じ地域の人だのです。ですから、ある程度家庭環境にも入り込んだ話もできました。また地域の目も行き届いていたのです。


 いじめは、周囲の大人皆が責任を持つことだと認識することでしょう。行政や学校がすればいいとか、誰かに責任を負わせようとか、単純な答えを見つけようとするのはふさわしい方法ではないように思います。

 いじめをした生徒の家族の名をさらしたり、「死ねばいい」とかそういう言葉を見たり聞いたりするたびに、悲しくなってしまいます。怒りすら感じてしまいます。それは何ら解決になりません。

 以前も書きました、誰も不幸になるために生まれたのではありません。子供を悪い子にしようと生んだ親はいません。


 みんなで良い方法を考えていきましょう。


いわゆる不良グループなどの集団で起きやすいようです。


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自由な席

1980年代、特にバブルの時期は「自由」を学校に求める風潮がありました。制服を廃止しろ、席は自由にしろ、化粧くらいしてもいいだろう、人間の価値を決めるものではないだろうと盛んに言われてました。

 でも自由でなく「自由奔放」を求める結果になっていました。


 進歩主義を自称する学者、評論家、その本を読んだ保護者の方々、中には先生、児童生徒まで。さらには子供向けの雑誌でも。

 悲しいことに選挙になるたびに、政治家たちは立候補演説でそのような主張をする人すらいました。


「学校で食事をするとき何で自由な席じゃないのだ。」

実はこれがいじめを助長してしまうのです。

 学校批判を今でもする人はそのメカニズムに気づいていません。


「好きなもの同士の班」「好きなもの同士の方が何かをするとき効率が良い」

「好きなものどうしでご飯食べる方が楽しいよ」


でも一人ぼっちでご飯を食べる子供が出てきてしまいます。

「そうならないように教師が指導すべきだ」


矛盾していませんか?その子をいつも食事の席に呼んでくれる子は同じになってしまうのですよ。特定の子への無言の強制ですよ。

「○○ちゃん係り」を教室で作らせるのですか?


いつもお世話をする子、その子には大変な負担です。今はそんなことが起きないように○○ちゃん係りを作らせないようにしている学校が多いと思います。


 保護者が泣いて頼んできたことがありました。

「あの子だって他の子と遊びたいんです、小学校からずっと○○ちゃんのお世話を頼まれているんです。もう解放してあげてください。来年は別のクラスにしてください。」


リーダーを育てるのには小集団活用するのが良いと言われています。

班の活用です。

それは学習の場でも少人数制を採用し、討論で学習していく方向へと進んできています。


自由の声の元

一人ぼっちでご飯を食べる子がいる

いやいや班長を押し付けられる子がいる


かつてバブルで良い思いをした大人は責任をもって現在の子供たちの世界を見てください。

あなたが20代、30代であっても、今の子供たちの状況はあなたの子供時代と全然違ってきているのですから。

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日本全体で夢を持とう

 昭和57年、この年全国の中学校で学校が荒れました。記憶にある方もおられることでしょう。町田T中学校が荒れた学校として毎日のように報道されていました。

 それに刺激されたかのように全国の学校が荒れ始めました。

「生徒を校則でしばりつけている」「管理教育だ」と進歩主義的な評論家の人は批判し、小学校の先生方からは「中学校では何でもかんでも縛りつけるからだ」「制服など無くした方がいい」etc

 評論家の先生、大学の先生の言葉を受けメディアはこぞって学校批判に終始しました。

 その結果中学校では喫煙、シンナーを教室で吸っていようとも注意すらできなくなってしまいました。

 怒ること、注意することすらためらう教師が出てしまったのです。

 ある先生は背中を蹴られ骨を折りました、妊娠中の先生は流産しました(これは事実です)。でも一切保障もなく、心を病み退職して行った教師が数多くいました。

 教育委員会や文科省側はこれらの事象を「指導力不足」と決めつけてしまったのです。それは批判を教師の資質の責任にすれば管理しやすいという意図からです。

 そしてその中、昭和61年、東京都のN中でいじめで自殺する事件が起きてしまいました。いわゆる「葬式ごっこ」です。先生もそれに加担するという異常な状況になってしまいました。

 この事件以来学校での「いじめ」という言葉が社会全体に認識されていきました。

 やがて時を経て、約20年くらい後ですが、今度は「学級崩壊」が小学校を襲い始めます。そしてその子たちが高学年、中学生になると深刻ないじめが起き、今日のように悲しい自殺が連鎖反応で起きてしまっています。

 地域によって学級崩壊、学校崩壊の時期は異なっています。場合によっては全く荒れた学校を経験しない教師もいるくらいです。その教師もまた教師批判をし続けるようになっています。自分は大丈夫だという間違った認識を持ってしまったからです。そういう教師はいじめの本質に気づくことが少なくなっています。いじめの実態を見逃してしまうことが多いのです。

 荒れるメカニズム、いじめのメカニズムには様々人が意見を書き、理論化しようとしています。でもいずれもすべてのケースに当てはまるものはないと言っても良いかと思います。

 なぜなら生徒を取り巻く環境や原因はすべて異なるからです。

 ただ、漠然と共通していることがあります。それはかつて昭和57年当時、「荒れた学校」の時代を経験した生徒が保護者になっている事が多いということです。

 それも中心になっていた生徒ではなく、周りにいた生徒が多いのです。

 荒れた学校時代、荒れた生徒の指導に目が行き過ぎてしまい、実は「いじめ」の指導が不十分で終わってしまったということです。

 意外と突っ張っていた少年たちは現在では、親になり子供の教育には厳しかったりします。

 かえって傍観者だった生徒がモンスターペアレントになっていたり、クレ―マーになったり、それが教師批判、学校批判を繰り返し、正当な指導にすら苦情を言い、学級崩壊を招いています。

 保護者の世代はバブル期に当たります。でもその子供の世代は「平成不況」の時代なのです。

 ここにもいくつか共通の要因があります。保護者の仕事自体、経済的に大変な状況になり子供に目が向けられなくなっているのです。

 兄弟で末の子の方が構ってもらえなくなり、そのはけ口としてその子がいじめをしたり、不良グループの一員となるなど、反社会行動に向かうことがあります。

 もちろんすべてがこの通りにはなりませんので、その点は十分気をつけてください。パターン化した保護者批判も悲劇を生んでいるのですから。

 いじめが教育的な問題だけでなく、経済的な要因があるということに着目してほしいのです。それは学校だけで解決できる問題ではありません。

 絶対に勝ち組とか負け組などという言葉を使ってはいけないと思います。

誰でも子供を不幸にしようとして生んだ親はいないのですから。

 親のイライラは子供の心を不安定にします。高度経済成長期はそれでも、日本には社会的な道徳規範がありました。

 ですから極端に外れてしまう子も少なかったのです。良く言われていたのが、「中3になれば落ち着くよ」だったのです。

 地域の年上の子や、大人の目も行き届いていたのです。

ですが、今は大人に余裕がありません。地域との交流も少なくなっています。

 この高校を出ないと、この大学に入れない、そうでないと良いところに就職できない、、この重圧感、大人の方には分かるでしょうか?子供のためにパートをいくつもこなす家庭が沢山あります。生活保護すら受けられない現状をご存知でしょうか?

 お金持ちしか塾や大学に子供を行かせられない、その影で子供が犠牲になって行きます。

 現実には世の中の社長さんたちは必ずしも高学歴ではありませんね。そもそも高学歴ってなんでしょうか?一流企業って何でしょうか?詳しくないのですが、東証一部上場だけで3400社くらいあるのではないでしょうか?テレビのCMで見る企業だけが一流ではないはずです。

 物を売るには物を作る人がいなくてはいけません。でもなんだか黒スーツにネクタイをしている仕事をしなきゃあいけない風潮になって来たようですね。

 でも、最近ものづくりをする若者や農業、漁業を継ぎたい若者が増えましたね。大変良いことだと思います。

 大人も子供も夢を持てる社会、それは学校や家庭だけで作るのは無理です。企業も地域も日本全体で力や夢を与えるように働きかけてくれないと難しいと思います。

 いじめは単純な問題ではありません。また解決方法も単純ではありません。

 

 

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平均ということ

平均ということ、、、みんながやっている、みんなができている、普通だ、、。

何気なく使う言葉に時々ハッとさせられます。

 

ある子どもは塾から追い出されました。それは宿題を出さなかったからです。不登校の傾向があるのは分かっていたのにです。

なぜ塾を退学させられたか、それは背景に学力テストの平均点を上げなければいけない受験産業の立場があったからです。

 

宿題を出さないのは先生からしたら「怠け者」「なめている」「指導に従わない」ということでしょう。当然学力をつけさせるために宿題を出しているのですから、やってこなかった子供に責任もあるとは言えます。

でも、塾が求めている「平均」とはなんでしょうか?

 

全国の塾の中でその場所の生徒の学力が高まれば、評判も良くなり、指導している先生の立場も良くなるでしょう。

でも、私はその話を聞いて割り切れない思いがしたのです。「学習塾」だから簡単に退学させるのだろうか?それは教育的配慮をしなくてもいいということなのでしょうか?

一方的な話だけですので、塾でどういうことが起きていたのか分かりませんが、それでもその子供の母親のお話では子供悩んでいたそうです。

 

当然と言えば当然です。公立の学校ではこういうことはまず不可能です、あり得ません。

でも、学校でも、会社でも、地域でも、、、あらゆる集団で

「みんなやってるよ」「みんなできているのにどうしてあなたはできないの?」「全国平均はこれくらいだから、せめてここまでいかなきゃあ」

つい使ってしまう言葉ですね。

 

 学校だったら、もしかしたらその子は学習障害を持っている子かもしれません、自己表現が苦手な子かもしれません。

体の小さい子がバスケットのシュートができなくて「全国平均は○○個は入れられるんだぞ!」となぜ怒られるのでしょうか?

一人で本を読んでいるのが好きなのに、なんで集団に入らない子は人付き合いの悪い子になるのでしょうか?

 

これは「いじめ反対運動」でも同じです。活動するとき、嫌がる子に強制的に活動させることが負担になる場合もあります。

いじめを強制的に語らせることがものすごい精神的な負担になります。

 

ピンクシャツデーで活動している人たちにはすさまじいいじめの経験者がたくさんいます。

その人たちの気持ちをどうぞ理解してください。やっと語れるようになったのです。

 

まして子供にとっては、、、

語るのにものすごいエネルギーがいるのです。

「平均」が圧力になる、新たないじめを生むこともあるのです。

 

 

 

 

 

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三軒茶屋キャロットタワーで

いよいよ明日です。

明日配布する資料の一部をご紹介します。

こういう時変化が起きます・・・いじめ、不登校、反社会的グループとの接近、自殺・・

原因になることをあげてみました。すべてがいじめや不登校、etcになるというわけではありません。でも大人が気をつけてあげるべき時期とはいつか、どんなことに気をつけたらいいか知っているだけでも、子供たちを守るきっかけになります。

 

新学年、

仲の良い子と同じクラスになれなかった、転校したてで知っている人がいない、志望校でない学校に進学することになった、意地悪された子と同じクラスになった、友達に誘われてあまり好きでもない部活に入部した。

この事実にたいして誰でもあることととか、それくらい我慢しなさい、あなたの責任でしょ、、、ですませてしまったら、、、まだいろいろなことで経験の浅いこどもにはものすごくつらいことなのです。

感じない人は感じないかもしれません、でも悩んでる子には相当深刻な内容なのです。周囲ができることも決まったパターンがあるわけではありません。

静かにしてるのが好きな子もいます、そういう子がとっつきにくいとか、攻撃の対象になってしまうことがあります。

ほんの数年前まで学生をしたいた若い世代はもちろん、子供の時代から遠ざかった大人の人々にはなおさら理解しにくいことでしょう。それは20代、30代、40代、、∞ 世代には関係ありません。

大人だって、「給湯室、更衣室でのいじめ」「公園デビューの仲間外れ」が起きる時期なのですよ。

心の自由を今の社会はなくしているように思います。

 

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かずさFM→83.4HM.z

2015年2月22日(日)午後1:30~55分

かずさFM→83.4HM.z、公開生放送にて『きみさらずネットワークサポーター』として25日のピンクシャツデーの告知がされます。

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みんながんばれ・・一人で暮らす中学生からクラスメートへのメッセージ

 文責の天野塾代表の大昔のホームぺ―ジからです。自己宣伝ではありません。いじめは最近のこととか、一部のこととか、日本独自のこととか、親が悪いんだとか、家庭が悪いんだとか、、、そんな声を聞くたびに心が痛みます。

 楽しくて、美しい話だけ、ああ楽しかった事だけで終わってしまう催し、、etc、理由は分かりますが、それだけでは真実が伝わりません。

原文そのままです。かなりラフな言葉づかい、お許しください。


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みんながんばれ2001年作成


 クラスに一人だけ就職する子がいた。彼は父親を亡くし、母は男を作り一人暮らしだった。高校生と偽り、居酒屋でバイトをして生計を立てていたそれはもちろん後で知った。夜電話してきて、その話しをして大泣きしていた。だから毎日遅刻して来る。

 ある時来るなりいきなり寝たから、呼んで

「いくらおまえであっても、いいか俺は自分の授業に命をかけてるんだ、来たら挨拶ぐらいしたまえ、俺だって人間なんだ」

と初めて奴を怒った。

 帰りの会、彼はいなかった。生徒は先生が怒るからだよと言っていた。生徒に詳しい事情は分からない。

 翌日、また遅れてきた。生徒はかたずを飲ん見ていた。つかつかと彼は私のそばに来た、にこにこしながら

「寝坊しました、今来ました。」

私も笑顔で

「そうか分かった」

と言っただけだった。周囲からオーと言う声が起きた。

 公立入試の前日、個人ノートに

「明日はみんな入試だ、みんながんばれ」

と書いてくれた。

彼とはいつか一緒に酒を飲む約束をしていたが、未だに果たしてない。

 おい、俺はまってるぜ。


2002,6,27

 ここにうれしい頼りを載せます。たぶん彼も許してくれるでしょうね。彼から突然メールもらったのです、まさか私のページを見てくれたなんて。このページを作ったとき一番最初に頭に浮かんだのも彼の事でした、またこのページ作る動機もそうでした。

 私のような、できそこないのいまだキレる男が教師やってるなんて彼のような生徒のおかげかもしれません。

 彼のメールと私の返事を載せます。彼にもたたずむ少年にも、そして一人だけの拍手のクラス、そしてまだ未完だけどk中最後のクラスのみんなにも会いたいものです。

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 暖かい部屋トップで載せて頂いて有り難うございます

エクセルは仕事で使っているのですが、ネットは超初心者なので

失礼がありましたらお詫び申し上げます

始めにホームページの間違いを指摘させて頂きます

私がアルバイトをしていたのは、居酒屋では無く寿司屋です

もう、わかりましたよね?

あの頃は色々とご迷惑もおかけしたと思いますが

おかげさまで、妻と子供2人(4年生と2年生)まあまあ幸せに暮らしています

酒飲みたいですね

仕事でなかなか時間が合わないと思いますが今度一緒に飲みましょう。

ホームページ時々覗かしてもらいます。

本日は、これで失礼します。

ps.いたって真面目にやっています、先生に教わったこと1つだけ良く覚えています

「知識(勉強)なんて社会に出れば100に1つ位しか役に立たない、だから今必要で無い事でも

いつお前の人生の中で役に立つか分からないんだ」

これはかなり現在の私に影響していると思います。

有り難うございました。


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最高に嬉しいよ。忘れるものですか、だから暖かい部屋を作ったときこの話を載せました。いらい3年生を持つたびにこの話をみなにしてます。

 先日、土曜日に進路の保護者会がありました。そこでもあなたの話をしましたよ。

 私の人生はホームページに書いたとおりの人生でした。教師には31歳でなったからあなたを担任したのは、まだ教師になって6年目の時でしたよ。まだ若かったかな。

 今は51歳ですよ。今年52歳になります。相変わらす独身で、わかぶって生徒とたわむれてますよ。

 今は相模原ですか?私は東林中学校に勤務してますよ。中央林間の駅から歩いて10分くらいです。

 学年主任を前の学校でしていたのですが、母親がもう80歳で、老人性分裂病になり、転勤させてもらい、今はフリーです。

 金曜の夜なら時間があるかな。

子供たちに恵まれうらやましいねえ。きっといい親父してるね。


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子供に向き合うとはどういうことか、私は生徒から教わりました。

いじめにかかわる問題も同じだと思います。

活動は、

「こどものため」ですか?

それとも

「自分の名誉、自己満足のため」ですか?

子供が嫌いな教師もいます、福祉やボランティアの団体でいじめも派閥争いもあります、あり得ないけどあり得ています。

悲しい、恥ずかしいことではないでしょうか?

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ピンクシャツデー浦和 地域の協力

ピンクシャツデー浦和の取り組みのご報告です。

 ここの活動は地域の協力を得て、活動が広がっています。それだけ、地道な活動をコツコツ続けて来られたということです。


ピンクシャツデー関連の書籍を本屋さんが置いてくださいました。

 紀伊国屋浦和パルコ店でのピンクシャツデー関連の書籍を置いてくださっています。

レジ前のワゴンに関連書籍が置かれていますからすごく目立ちますね。

 左側に、ピンクシャツデーの名刺型カードが置かれているのが見えるでしょうか?。私たちもこの名刺を持ち歩いていて、お会いした人にお配りしています。

 この時期だけでなく、恒久的に置いていただけるとのことです。


ワイアード・キッチンでもピンクシャツデーのカードを置いていただいてます。

 また同じパルコにあるワイアード・キッチンでもピンクシャツデーのカードを置いていただいてます。

 ワイアード・キッチンはチャリティーやボランティアに非常に高い関心があるカフェです。「テーブルフォー」と言う、20円で困窮している世界の子どもたちに食事をプレゼントするチャリティーもやっています。


市民活動サポートセンターでポスターやカードを展示

 市民活動サポートセンターに、ピンクシャツデーのポスターが貼られていますが、その下にもカードが置かれています。


代表の方の活動の幅広さと行動力、そして信頼ですね。結びつきを大切にされ、それが活動の広がりにつながっています。

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各地のピンクシャツデー


2015年2月8日

 

浦和、愛媛、広島で、ピンクシャツデーのイベントが開かれました。

詳細はまた写真とかをいただいたら、アップしていきます。

 

 今日は文責の天野の感慨を記します。

中園直樹さんからピンクシャツデーのお話を聞いたのは、2010年か2011年だったかと思います。

 2011年天野塾・天野家で行おうかと申し出るのをためらっているうちに時が過ぎました。

2012年本当に、数週間前に思い切って申し出て、16名の人で集まりました。ほとんどがいじめや不登校の経験を持っている人達です。

 

 かくいう私も親が不登校ならず不登社で、心を患い苦しんだ少年時代があります。わけもなく切れては何時間も先生からお説教された思い出?があります。

 その前年には学校に行けずオール1を取ったばかりでした。心のケアなどありませんでした。

 世の中の不人情を若くして味わってしまいました。「誰がわかってくれるんだ」その思いは人一倍強かったです。

 

 大学を出て最初の職場が「青少年相談所」だったのも不思議な縁だったと思います。それが32歳で先生に転職したきっかけにもなりました。

 いつもいつも、人から遅れる人生でした。

 優等生でもなく、むしろその逆の過去があるから、自分は少なくとも他の人とは違う経験をしてるから、それを子供に役立てるだろう、、そんな思いでした。

 

 その経験があるからこそ、この活動に感銘したのです。

教師時代、私の掲示板に生徒が悩みを書くと無料でアドバイスを書いてくれたのが中園さんでした。それが彼と出会うきっかけでした。

  

 ピンクシャツデーはどこが中心団体だとか、上部組織だとか、公式団体だとか、そういうものはありません。

 だからと言って、ビジネス目的や売名行為や、単なる歌やダンスイベントになってしまってはいけないと思います。 

 

  いじめられた経験を持つ人には、そのような催しには尻込みをしてしまうでしょう。かえって辛くて、行く気がしなくなってしまうでしょう。

 ・数人で集まって行っても価値のあることだと思います。

 ・政治や宗教に利用されるべきものでもないはずです。

 いじめをなくす活動でいじめを出してしまったら、、、笑い事ではありません。でも起こりうることです。残念ながらあり得ています、、、、。

 大変難しい活動だと思います。

 

 これらの問題意識を常に持ちつづけること、、これが今後の活動で重要になってくることではないでしょうか。

 

 各地でピンクシャツデーの活動を聞くたびに、ここ数年の活動の広がりの速さに感無量になります。

 言い知れぬ、ひどいいじめの経験のある中園さんが、命を懸けて「ピンクシャツデー」の言葉を広めた結果だと思います。

 ネットでこの言葉を調べるとすべて彼の活動と結びついているのです。

 

 「ピンクシャツデーを日本に広めましょう!」のメンバーもみな、無料で活動しています。

売名行為とか営業目的とかそのような状態ではありません。

 去年作成した通帳に新しく入金した金額はまだ1000円です。それでもここまで広報活動ができたのは、うれしいことです。

 その状態でも、去年は単独での活動も、2月、10月、11月、12月と継続して行えるようになりました。

 

 私ができることは残り19年もない人生で、少しでも人々が穏和に暮らせる世の中になれるよう、お手伝いをすることです。療休2年、酸素ボンベを引いて歩いていた状態から早期退職してはや8年、まもなく9年になります。最近ますます体の衰えを感じます。

 

 もしこんな活動をしたというものがあれば、どんなに些細なことでもお知らせください。ホームページでご紹介していきます。

 一年中活動していいと思います。

 活動の資料などホームページからダウンロードできるものをご用意しています。どうぞお使いください。

 

 近頃の悲惨なニュースを聞くたびに、社会全体にやさしさが無くなってきているように感じます。

 子供の貧困、経済格差、残酷な事件、20代の一人暮らしの女性の10人に一人が貧困、皆いじめと無関係ではありません。弱者がターゲットにされています。

  なぜいじめをなくそうという趣旨の話し合いでもめるのでしょう、、人の嫌がることを言うのでしょう、、それは学校だったり、地域であったり、ボランティアの団体だったり、、残念です。いじめられてきた人たちの意見が反映されません、、、、。


日本にも世界にも穏やかな時が来ますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

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子供の貧困

2014年12月23日

 昨日22日NHKで子供の虐待について特集番組が放送されていました。それを見て私が体験したことをFacebookに書いたところ反響があり中にはシエアしてくださる方もおられました。いろいろ迷ったのですが、同じ記事をここに書かせていただきます。

 いじめや、差別に経済格差が大きく原因してること、それを痛感しています。特にこのごろの風潮、誰が勝ち組だとか、負け組だとか、底辺だとか、平気でその言葉を使い、嫌な思いをする人がいるという現実。

そのような言葉を聞きたくないと日頃から思っているからです。

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 NHKで子供のホームレスの話をしていた。車上生活、一人で暮らす子供、、、、これは今に始まったことではない、いつどの学校であったかは書けない、例え早期退職した後も秘守義務はあるから。

 入学式の朝、新入生が皆式場に入った。他学年の先生はそれぞれ持ち場についた。

 校門のところに私服の女性が立っていました、最初は皆も気に留めていませんでした。でも次第にみんなの目がその女性の方に向いていったのです。

 最初保護者かと思ったのですが、どうやら少女なのです。しかも手には紺色の服を抱えていました。

「もしかして家族の子で制服を忘れた子に持ってきたのだろうか?」

「いやそんなことはないだろうし。。」

「聞いてみようか?」

 その少女は我々の方を見ていました。そして私たちがそちらを見て話していることを確認したらしく、こちらの方に歩いてきました、意を決したように。

 そこで少女が話したことは

「私は新入生です。○○の車で寝泊まりしています。入学の通知のハガキが来ました。制服の下だけは買ったのですが、上着が買えませんでした、式場の端っこでしいですから、式に出させてくれませんか?」

 手には確かに通知のハガキがありました、あて先は○○路上の車、、。

話し終えると少女は泣き出しました。

 その場所にいた先生たちは私と同じ三年生の先生方でしたが、あまりにも受けた衝撃が大きかった。

「いいよいいよ、ちゃんと式に出られるよ。」

「ほら、校長室の前に中学の制服の見本があるじゃん、あれを着せてあげようよ。」

 普段、すごく怖い先生で通っていた先生が機転を利かしたその言葉、すぐに私ともう一人の先生とで校長室の前の展示スペースを開け、女生徒の制服の見本を取り出しました。

 当然管理職もその他の先生もいません、でも誰も迷うこともなく行動しました。

 保健室の女性の先生にも話し、すぐに保健室で着替えさせ式場に連れていきました。

 入学式では受付で当日来てもちゃんと学級に入れる体制はいつでもどの学校でもとっています。

 すぐにその場でクラスを決め、名簿に加えました。

式後、制服に着替えた女の子は担任の先生の引率で他の生徒と一緒にクラスへと進んでいきました。

 後で職員室へ来たとき、すっかり普通の中学生の雰囲気でした。

 一年生の最初の校外学習にも参加しました。担任の先生の話では、畳の部屋で寝られると大はしゃぎだったとか。

 学校では市に連絡し、福祉事務所から生活保護者の住宅を探してもらいました。

 でもそれは学区外の住宅なので転校をしなくてはいけませんでした。

一学期までは学校に通わせ二学期からは居住区の学校に行くことになりました。

 一学期の終業式その子が職員室へきて、担任の先生と泣きながら話していたのを今でも覚えています。

「転校したくない!」

 今だったらもう少し通わせたかもしれませんが、その子は転校していきました。新しい学校でまた楽しく過ごせたようです。

 

こういうケースは実は学校では数えきれないくらいありました。時はバブルです、そのころからあったことです。

 平成不況になって、学校にすら情報が届かない現実があります。経済的に苦しい家庭が増えたということです。いつの間にかいなくなるのです。警察や児童相談所、教育委員会にもちろん報告します。それで行方が分かるものではありません。

 職域を越えた専門の調査員を置くか興信所と連携でもしない限り分からないと思います。

 学校の先生が探し回ることは不可能です。できる限りの情報は集め、教育委員会に報告はします。仲良しだった子にもしも連絡が来たら知らせてくれるよう話すとか、あまりにもできることが限られているのです。

 最近の子供の貧困、20代の女性の10人に一人が貧困だとか、そういう話を聞くたびに、この少女のことを思い出します。


 たった一人でスカートを手に持ち、校門にたたずんでいた子を。

 私は勝ち組とか負け組とか言う人が本当に嫌いです。金のあることを誇らしげに話す人も好きではありません。

 好きで不幸になる人はいませんから。

文責 天野


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いじめっ子世にはばかる

いじめは生涯にわたり、いじめられた人を苦しませ続けます。

 中学1年生の男子です。その子のクラスは学級崩壊をしました、生徒は先生の言うことを聞きません。帰りの会も席はバラバラで乱れていました。掃除の時間も着替えない生徒が多いのです。

 当然いじめは出ます。たいていいじめっ子の中心人物は頭が良いです。成績だけは良いのです。人を支配する資質とでも言うのでしょうか。保護者もまた高学歴だったりします。

 いじめられっ子を仮にA君、いじめっ子をB君としておきましょう。A君の家は自営業で父親は家庭に関わる時間が少なかったのです。


 経済的に豊かでない家庭の子がいじめの対象になる傾向は昔からありました。

B君はある日、美術の授業の時間、外で写生をしているときにいなくなりました。それまでのいじめに耐えきれなくなったのです。まったく無計画に校舎を出てしまったのです。

それから先生たちは状況を調べ始めました、そこで分かったことは、壮絶ないじめでした。


・校庭を全力で走ってこい!

走り終えたところをバットで腹を殴る、ただでさえ苦しい所へ一発食らうのです、当然倒れます。それを何度も繰り返します。


先生たちはいじめた生徒たちを集め話をしました、厳しい言葉で叱りもしました。いったんいじめはなくなりました、それでもしばらくするとまたいじめが始まります。学級では、いったん秩序が壊れると、まるで病気になったかのようにクラスが変わらない限りいじめは続きます。

 二年生になった時本人の希望でC先生のクラスに在籍するようになりました。最初は班長に立候補したり頑張る姿が見られました。でも残念がら、かつてのいじめの後遺症はそのC先生のクラスでも後を引きました。地元の有力者の子がC先生を小馬鹿にし始めたのです。

 A君は再び家を飛び出しそれが頻繁になりとうとう三か月行方不明になりました。一度家出癖がつくと今度は非行化してしまうのです。

 車を盗んだり、だんだん行動が犯罪傾向になってくるのです。人への害は加えません。家出をして忍び込んで物を盗んだり、車で逃げたり、、、そうどこかへ行きたかったのでしょう。

 C先生の言うこともおとなしくは聞くのですが身につきません。A君の話では家出中は、団地の下の方にある配管の入口空中に入り宿にしたり、河原にビニールシートを張って野宿をしたりしていたそうです。そのうちに隠居して釣り三昧しているおじさんと会い、その人がテントで毎日過ごしているので、一緒に暮らし始め、お手伝いをしながらお小遣いをもらながら暮らしていたのです。

学年末彼はとうとう学校に来なくなりました、親からはもう私たちに関わらないでくださいとC先生に話がありました。C先生はクラスが荒れたということやら有力者のことばもあり、三年生の担任にはなれませんでした。

 3年生になった時、家庭裁判所で今度家出をしたら少年院に入れるという言葉言われました。それからは家出が無くなりました。

 廊下でA君に会ったC先生は「どうだ?」と聞くと「いまは学校来てます。」と答えました。


その夏地域での懇談会がありました、その時B君の母親が発言をしました。「うちの子は部活でうさぎ跳びをされました、こんなことは子供の発達に障害を与えるもので、なぜ今頃そんな練習をするのですか?」校長にかなり食って掛かっていました。

 C先生は怒りを抑えるのに必死でした。子供があのすさまじいいじめをした時は学校の話をほとんど聞かず、なぜ今こんなことを言うのか、、、。


 時が経ちました、夏祭りの夜、C先生はA君に会いました、「やあ今何してるの?」友達が「こいつプー太郎なんですよ。」やりきれない気持ちでした。いじめっ子のB君は有名私立大学に進学していました。


学級崩壊とか、荒れた学校ではいじめはさらに陰湿化します。先生の指導力の問題とかでは済まされません。まず先生の権威を貶めることを、します。生徒と先生の関係が逆になります。そこからいじめは始まります。


 いじめっこが支配した学校では、たとえ校舎でタバコを吸っていてもそれを注意しても「先生は子供に偏見を持った。」と保護者が逆切れします。

 子どもへの注意が自分の育て方が悪いと言われているようにその保護者たちは感じてしまうのです。


 有力者の子供たちはたいてい学級委員候補、生徒会候補です。彼らは時に「いじめ反対」のスローガンを唱えます。でもそれは先生の評価を得るためであったりします。そして自分たちの活動に他の生徒を強制的に出させたりもします。


どうぞ誤解しないでください。学校でのリーダーの批判をしているわけではありません。

学校や学級での秩序が崩壊した時の「恐ろしさは」いじめっ子がリーダーになるという現象を生むということなのです。


 いじめ反対運動をするとき、うまくいっているところは先生も生徒も地域も一体になって活動します。

 でもそうでないところは、大人のやらせだったり、金に物を言わせたマスコミ受けの運動だったりします。

 いじめに関する本がたくさん出ています。なぜいじめが無くならいのでしょうか?それはいじめられたことのない人の言葉は、いじめられっ子にもいじめっ子に、本物に聞こえないからです。

 「こうしたら君はいじめられない」「いじめられっ子に与えるナントカノ秘訣」の類は心を打ちません。

歌つて踊って、いじめられっ子にはその場所に行くのですら苦痛でしょう。いじめをなくすためと言いながら何故派閥に拘るのでしょうか、、、。何故、自分たちの団体が一番だ、だから私達の団体と組みなさい、、、悲しすぎます。なぜそこに政治家の顔が見えるのでしょうか?なぜそこにいじめを金儲け、名誉の手段にしてしまおうとする動きがあるのでしょうか。


A君,B君,C先生は皆実在の人物です、フィクションではありません。

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職場のいじめは家族を巻き込みます

 最近職場のいじめが問題になっています。会社の中でのいじめはある意味、子供社会よりも深刻で悲惨です。

 なぜなら会社でいじめにあっている人には家族がいるので、家族にまで多きな影響を与えてしまうからです。

 大人のいじめが関係のない子供に大きな影響を与えてしまうのです。

大人社会での、妬み、嫉み、ひがみ、嫌味、派閥争い、出世目的にした足の引っ張り合い、、これはもう子供以上に悲惨です

「どこにでもあること」「あいつにはそうされる理由があるんだよ」とどこにも相談できない環境を作ってしまいます。

 

 ある男性はたいへん仕事が良くできました。語学力に優れ五か国語に堪能で、会社の製品に関する特許を7つも取得していました。

 時期、部長として期待され、昇進すれば異例の若さでの部長でありました。でも個性も強い人であったためか、周囲に煙たがれ、春の人事異動では部長になれず、彼の部下が部長にされてしまいました。

 その後、彼は会社を休むようになりました、胃潰瘍の手術も受けるほど神経も病みました。家庭でも怒りっぽくなり、それまで、明るかった家庭はどんよりとした空気が漂うになりました。

 不登校ならず不登社になったのです。彼には三人の子供がいました。中学1年、小学校5年、3歳の末っ子です。

 長男は父親に反発するようになりました。でも一番大きな影響を与えてしまったのは次男でした。 

 家庭内の不安定な雰囲気から次男は精神を病んでいきました。顔が醜くなる恐怖に駆られ、おまじないをしないと顔が醜くなるという恐怖心に襲われました。

 かをが醜くなる場所は、教室を出はいりするとき、家の玄関、部屋からの移動、だんだんその場所が増えていきました。

 ひどい時は部屋から台所まで行くのに何十分もかかりました。集合写真でも顔を伏せていました。学校や家庭での奇妙なおまじない行動は周囲から奇異の目で見られました。

今では「顔面奇形恐怖症」という症状なのでしょう。

 どうしようもない苛立ちは彼をしだいに暴力的な行動に駆り立てました。すぐにキレ、机や椅子、本を投げまくりました。

 小数点3位を示す・・・はーで書きました。・・・だと家族がバラバラになる恐怖からーで書いてしまうのです。

 教師も母親もその行動を全く理解できませんでした。担任の教師は何度も母親を呼び出しました、職員室でも何時間も説教されました。でもただの一度も「心の問題に」は触れてくれませんでした。

 ある日母親は布団のそばで次男に「なぜそのようなことをするのか」問いただしました。

次男は「怪物が怖い」と言いました。顔が醜くなるのが怖いとは言えなかったのです。それはとても恥ずかしいことだと感じたからです。

 母親は勝ち誇ったように「これからは悪いテレビ番組や漫画は見せない」と言いました。

その子は漫画が大好きでした、ほっとする唯一の娯楽だったのです。

 最大の症状が悪化した時、夕方でした。雨戸を閉めているとき、トイレに行きたくなったのです、でも同時に顔が醜くなる不安も高まりそのおまじないをしないとトイレにも行けない状態になり、とうとう小学校5年生で自覚症状がありながら尿を垂れ流してしまったのです。悲しいのと苛立ちから彼は硝子戸をたたきました、もちろんガラスは割れました。

 情けないのと自分はなぜそのようなことで苦しむのか、耐え切れず大声で一人で泣き出していました。

 小学校6年にまもなくなる三月のある日、彼は家でおまじないをするの忘れて部屋を出ました。そのことに気が付いた彼は、急いで鏡で顔を見ました。

「何にも変わっていない!」急いで彼は母親のところに行きました。「ねえ、僕の顔へんじゃない?」

 母親にっこりうなずきました、なぜそんなことを子供が聞いたのかその理由は分からなかったでしょうが、、。

 その日、道路のどの角を回っても、教室に入ってもかれの心は動揺しませんでした。

その日を境に彼の奇妙な症状が消えました。

 ずっと後になって彼は母親からその頃父親がまた会社に行き始め、部長ではないけれど部長待遇の職を与えられ重役会議にも出られるようになったというのです。

 父親の才能を惜しんだ社長の計らいだったのです。

少年と家族はその後社宅を出て、引っ越していきました。新しい土地で少年は周囲に自分が荒れていたことを誰も知らないのだから、もう一度やり直そうと思ったそうです。

 でもいまだに心の傷は本当には癒えていません。

 自分を落ち着こうとさせるとき、自然に親指ですべての指をこする動作を彼はします。それは五人家族がバラバラにならないように少年時代に行っていたおまじないの動作の一つなのです。

 

 人には家族がいます、親もいます、子供もいます。

 妬みや嫉妬で人を処遇することがどんなに大きな影響を与えるかどうぞ知ってください。

それでも「どこにでもあることなんだ」であなたは済ますことができますか?

足の引っ張り合いをして人に不愉快な思いをさせて何が楽しいのですか?

出世のために人を蹴落として、その人の家族が悲惨な状態になって、子供がグレテしまっても「あああいつの息子だものな」で済ませてしまうのですか? 

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みんなで集まった

2014.11.3

夜、天野塾、天野家に有志が集まりました。

今までも何度も集まっているのですが、公に書くのは今回が初めてです。

大御所の中園直樹さん、詩人の葛原りょうさん、川柳の久留さん、会社員の木村さん、お名前は書けませんが介護士のUさん、そして天野です。

三茶でのイベントの反省会と今後の活動についてお話をいたしました。

・今回は急だったので天野塾で参加したのですが、これからは「ピンクシャツデーを日本に広めましょう!」で参加したい。

・いろんなイベントを各自が紹介しました。

・それぞれの知り合いの方で参加してくださる方を候補にあげました。

10名以上いることが分かりました。やはり何をするにも人数がいることが大事です。

・通帳を作りました。

みずほ銀行自由が丘支店にあらたに「ピンクシャツデーを日本に広めましょう!」名義で通帳を作ることができました。

今までの活動をお見せしたら、すぐ許可がおりました。

今現在10760円入っています。今後の活動には全然足りません。第1回~第3回の活動資金はすべて印刷代で消えてしまいました。天野塾での不登校の子の授業料から一部寄付です。

文責の天野は授業料をためて何か子供たちへの活動に役立てたいという思いがあります。本当に些少ですが、それを拠出いたしました。それと会議の時の飲食代で皆さんおつりを寄付してくださいました。それが760円です。

これからも財政状態は明らかにしていきます。それは非営利団体であることを維持したいからです。もちろん、活動資金をどうするか、今検討中でもあります。

でも一番大事なことは中園さんが語ってくれた言葉でした。チラシに入れたい言葉、つまり、いじめに関する運動をする場合、何に一番気をつけなければいけないか、が語られています。以下に掲載します。


ピンクシャツデーを自分も広めたいと思った場合の注意点:

 少数でいじめ反対を表明した場合、いじめ被害に遭ったり、いじめが深刻化して自殺に追い込まれる危険性があります。

 学生は信頼できる先生や生徒会などにご相談の上で、社会人の方は転職後(『命』さえあれば人生やりなおせます)など、決して無理のない範囲で行ってください。


 PSDを広めようとするとかえってイジメられ、自殺する人も出てくる可能性を見過ごしてはいけません。

 ピンクシャツデーを広める活動、もしくは着ることによっていじめられる可能性があります、ですから、一人ではやってはいけません。

 かならず、信頼できる大人の人、先生と相談しておこなってください。それほどデリケートなことです。

 活動の中で一人でも子供たちの命が犠牲になってはいけない、ということです。



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三軒茶屋での展示

2014.10.18(土)

 天野塾代表が区民活動支援コーナーの登録団体であることをメールもらうまで忘れていて、急遽イベントの参加申込みをしました。

ポスターもチラシもこのイベントに参加するには無料で印刷できたので大助かりでした。

 各地のピンクシャツデー・イベントの主催者の方やイベントに参加した方たちが協力しあい、短期間で仕上げました。

しかもみな詩人や小説家、などクリエーターさんたちが多いので素晴らしい展示があっという間に出来上がりました。

みんな来場者の沢山のコメントもいただいて上機嫌です。

とりあえず中間報告です。

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ピンクシャツデーを日本に広めましょう

2014.10.18~19、三軒茶屋キャロットタワー三階、生活工房で、市民活動支援センター登録団体の展示イベントがあります。

 今回は天野塾で出展しています。当日は葛原さんの詩の朗読や、PSDの大御所中園直樹さんらが、メッセージボードに詩や絵の形で心の内を表現するブースも開設します。埼玉からありすネットの方も応援に来てくださいます。

 心の中の言葉を表現してメッセージを作る体験です。プロの詩人や小説家のアドバイスが受けられます。

 14日は、第1回から活動をしてきた人やお手伝いの方で資料を印刷をしてきました。みな仕事をお休みしての参加です。

 私たちは派手な活動は資金的にもできません、でもみないじめをなくしたいと思っている心は人一倍強いです。

 なぜなら多くのメンバーがなんらかの「いじめ」を体験してきた人たちだからです。

どうぞお時間あればお尋ねください、あるいはネットなどでご紹介ください。 

 

 

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職場のいじめ 1

 本当にそれがいじめなのですか?と言われそうですが、そのようなことでも人は傷つきます。そしてそのダメージは大きいのです。

 意地悪をされた人には家族がいます、独身でも親や兄弟がいます。遠慮がちな人は、嫌だと言えないのです。

 それに甘えていませんか?仕事を押し付けていませんか?その人の家族のことを考えてあげたことがありますか?


休憩室

 もしもいつも同じ場所にある人のお弁当箱が置かれていたら、もしも同じ場所にある人の好みの運動選手や俳優さんの写真が置かれたいたら、、。

 他の人はそこには座れません。その人の周りには当然、その人の仲間が座ります。こうしてグループができてきます。ただの仲良しであれば良いでしょうが、ほとんどの場合間違った方向に行ってしまいます。

 仲良しだけでお菓子を配ったり、いつもお菓子をもらえない人が出てきたり、息苦しさをやがて職場にもたらします。

 意地悪が起きやすい原因は極力職場で避けた方が良いでしょう。

 実はいじめが会社の経済効率の上でも何とかしなくてはいけないほど問題になってきて、いじめがない職場の方が業績が上がるということで、職場の環境チェックをしている企業も出てきています。

 それを専門に行う業者も出てきています。大事なのは管理職を含め職場全体が重要性を理解しているかどうかなのです。

  研修を開く企業もあります。でも研修が終わると

「まあそういってもなあ。」「考えすぎよね」「私たちへの嫌味かしら。」

で済まされてしまい、何ら変化もない場合もあるのです。

 どうしたら効果が出てくるのか、、それが課題です。 

 

 

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PTAでのいじめ

公立学校では保育園、幼稚園、小学校、中学校と同じ学年での保護者同士の交流がとても大事です。人間関係がい時はもちろん問題はありません。でも、少しでもそのバランスが壊れたら、、。9年間、あるいは13年間、毎日恐怖で過ごしている、、、そんなケースも多いのですよ。それは子供同士ではありません、大人同士で起きているのです。

「ねえ、こんどみんなで○○レストランに行きましょうよ?」「ねえ、ねえ、こんどみんなで会費出して○○習わない。一人1万円よ。」

 

どんな組織でも必ず集団を仕切る方はおられます。それはそれでよいのです、またそういう人がいなくては組織は動きません。

 その人も悪気はありません。でもすべての人が皆ゆとりがあるわけでもなく、経済的に苦しいご家庭の方もおられれば、介護を抱えて家庭にゆとりのない方もおられます。ご主人がリストラされ奥さんがパートで働かなければいけない方もおられます。

 「そんなことは誰でもあることだよ。」「誰だって大変なんだよ。」

そういう言葉で多くの人が苦しんでいます。

 地域のボス的な方が集団を仕切る場合はかなり切実になってきていたりします。その人が発言するとみな逆らえなくなってしまうのです。

 恐怖心で発言が一切できなくなり、一家で引越しされる方もおられます。

でも大半はそんな余裕もありませんし、子供のために我慢をいたします。

 でもこらえ切れずに感情が爆発して何か言えば

「あの人はわがまま」「集団で行動できない人」と言われ

大人の中で村八分が行われてしまいます。口を利かない、発言を無視する、あいさつしない、、、、など、本当に悩んでしまわれる方がおられます。

小さないじわるです・・・・それが大きないじめになるのです。

 

大人の中でのいじめはその方の家庭を崩壊させてしまうことだってあります。

 

「あの人付き合い悪いわよねえ。」「ねえねえ、聞いて、あの人ちっとも出てこないわよね。」

この「ねぇ」「ねっ?」が実は多くの場合、暗黙の同意を求める圧力になってしまうことがとても多いのです。

 言う方も、同調してうなずく方もいじめてやろうという意識が無かったり、軽い気持ちで行ったりしている場合が多いのです。

 でも言われた方は強烈なストレスを感じて生活を続けなくてはいけません。

 大変難しいことです、でも日常の小さな思いやり、やさしさを現代の人は忘れているように思います。

 勝ち組とか負け組とか、かつて普段の生活でそんな言葉などありませんでした。

 幼いころ私は田舎に住んでいました。戦後間もないころでそこらじゅうが貧乏でした。もちろん私も戦後生まれです。でもその頃の感覚なのですが、負けちゃったからみんな貧しいんだ、みんな同じなんだ、という奇妙な平等感がありました。

 お菓子を買ってもらえない子も、服が破けてる子も、みんな仲良しでした。裕福な子もいました、でも仲良しでした、、、

 今もう一度その頃の気持ちが必要なんじゃないかと思います。

みんな一緒なんだ・・・それは流行を追いかけて、みんなと同じ物食べたり、同じような生活に合わせなきゃあいけないということではないと思います。

 暗黙の命令で従わなければいけないということが問題なのです。とてもとても難しいことです。

 でも大事なことなのです、大人のいじめが幅を利かしているところはやがて、メンバー全体に嫌気がさしてきます。一人去りまた一人去り、最後はボス的な人の仕事が増えて「みんな非協力だから私辞める。」ということが起きてしまいます。

 

日常で小さな優しさを持ちたいものです、、それは私自身への自戒でもあります。 

広がるいじめの世界

いじめは子供の世界だけではない。最近ますそう感じます。優しが無くなった時代なのでしょうか?学校では、もちろんまだまだ深刻な状況ですが、以前に比べれば、だいぶいじめのことが考えられるようになってきた思います。でも最近大人の世界でのいじめがかなりひどいことになっているように感じます。

新しいロゴに思いを込めて

フィリピンのピンクシャツデーの代表 Jereza はデザイナーでピンクシャツデー日本のロゴを作成してくれました。いじめは子供だけの問題ではありません。

 今一番自殺者が多いのは60代、もらえるはずの年金ももらえず、介護で苦しんでいる高齢者の方がたいます。日本を戦後経済成長へ向かわせたのにいわれのないいじめを受けています。

 セクシャルマイノリティの方がたへの理解もまだまだ不十分です。職場でも地域でも逃げ場がなく自殺に追いやられていく人たちが多いのです。

 日本は単一民族国家ではありません。人種の問題で悩んでいる人が沢山います。

 障がいを持っている人への理解もまだまだです。体だけでなく心の病を持っている人への無理解は多いです。

 なぜニュースでは通院履歴ありとか、偏見を助長するような書き方をするのでしょうか?

 いじめをする人は対象を人間だけでなく動物にも向けてしまいます。

 私たちの日本の昔の名前「やまと」は「やはと」から来たとも言われます。

 穏やかに人々が集う様を表しています。

 黒は仏教の僧侶が着る墨染めの衣のように、おごりや高ぶり高慢を捨てた、謙譲、謙虚を表しています。

 

 これらの話をJerezaとメールを通じて行い、このロゴを作成するに至りました。

 和は日本のことそして平和を意味します。子供、お年寄り、セクシャルマイノリティ、人種、障がい者 動物たちなど様々な人々がともにニコニコしている姿を願っています。

 

 私天野個人は子供のころ学校に行けずにオール1を取りました。両親は語学にたけ父は五か国語を母は三か国語を話し、年間200人の外国の人が泊まっていきました。

 そこでは様々な国、宗教を越え皆が穏やかに集っていました。

 ヒンドウー教、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教の人達が同じ場所にいたのです。

 おかげで私は日本語もおぼつかないのにいろんな国の言葉を聞いて育ち、今でもうまく話せなかったり字を間違えたりします。

 

 この絵には私の切なる思い、願いも入っています。

いじめ反対を唱える人の中でさえ、派閥を作ったり、意地悪

をしたりする人もいます。

 だいたい、いじめ反対に主流も、反主流もあるなどおかしなことです。

 時代ともにいじめの形態も対処の仕方も変わってきます。

 一つのやり方だけが正しいなど言うことはないはずです。

心はいつも自由でありたいものです。

 様々な差別やいじめ反対への啓もう活動を支援していきたいと思います。

 HPで紹介したり、積極的にRTやシェアができるようにしたいのです。

 

 個人で関わってきたので、個人のアカウントであることをご容赦ください。

 

2016.7.8 文責 NPOカプラー理事 天野 として

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オルゴールを手にしたレイヤーさん

あまりにも嬉しいので、facebookのピンクシャツデーのページに書いたのと同じ内容をここに載せます。

文責の天野です。
実は大変うれしいお知らせがあります。
和室すたじお天野家は毎週のようにコスプレのお撮影で利用されています。
昨年刀剣乱舞のコスプレでおいでになられたレイヤーさんがスタジオ内にあるピンクシャツデーのコーナーに置いてある中園直樹さんの「オルゴール」を手にされ、「なんでオルゴールがここにあるの?」とつぶやかれました。
 私の方でいきさつをお話しすると
「私は小学校の時いじめられていました。その時本屋で偶然オルゴールを手にして読んだのですが、まじガン泣きしました。それで学校に本を置いてほしくて、校長室に行って校長先生に交渉したのです。そうしてオルゴールを置いてもらったのです。」
「それでどうなったのですか?」と私が聞くと。
「学校からいじめが無くなりました、そしてその地域の学校ではみんなオルゴールが置かれるようになりました。」
とのことでした。
 今回のピンクシャツデー詩朗読会にこのレイヤーさん、まだ大学生です、をお呼びしました。
 残念ながらあまりにも急なお話しで用事があるので出席でいないということでした。
 でも文章でなら是非書かせてくださいとのことでした。
 彼女の原文です
「もしよろしければ文章にて「オルゴール」についてお話させて頂けませんでしょうか?本当に貴重で嬉しいお誘いですが、せめて文章でもよいので、あの時の私の気持ちや学校での取り組みについて作者さんに聞いて欲しく……文章上でよいなら是非お願い致します。」
ということです。
当日このレイヤーさんの文章をプログラムの一つとしてご紹介したいと思います。


今年の天野家でのピンクシャツデーは、従来のメンバーに加え、

ミスワールドジャパン、ファイナリストの戸田真紀子さんの詩の朗読、

SHOW-1グランプリのTASKEさん、

そして今回のレイヤーさんと、

 

五年目にふさわしく多彩な方々の朗読やお話しが聞けます。
是非皆さまふるっておいでください。
天野家は今までの最高収容は50人ですが、さすがに身動きが取れないので30人が限度でしょうが。
懸賞メッセージも募集中です。

 

2月24日(水)天野家で第5回ピンクシャツデー詩朗読会が開かれます。

詳細はここをクリックです。

 

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今朝報道された工藤勇人君のニュース

今朝報道された工藤勇人君のニュース。このニュースは何も珍しい例ではありません。世界中に掃いて捨てるほどあるいじめの現実の一例でしかありませんし、この加害者も特に悪質ではありません。たまたま被害者の死という痛ましい結果になったため表面化し、裁かれただけの話です。このニュースで、最も注目すべきは退学後に暴行殺人事件が起きたということです。

小3から大学2年まで被害に遭っていた私の例で言うと、宮崎の高校から東京の大学に進学し、家族にも学校関係者には絶対に連絡先を教えないよう口止めし、片手の指の数以下の友人にだけしか連絡先を教えず「これでいじめから逃げられる!」と油断してしまいました。ですが、すぐに同じく東京の大学に進学していた加害者に見つけ出され、いじめが再発してしまいました。

このように、いじめ加害者はプロの探偵やストーカー顔負けの調査能力と、スッポンやDV夫のような執念深さで、一度被害者に噛みつくと、ガッチリと固く加え込み、何があろうと、大人や周囲がどんなに引き離そうとしても、決して離そうとしません。弱りきった被害者の体力では、その加害者の鉄の顎から逃れる術はありません……。

ですので、今被害を受けている皆さんは加害者のこの性質をしっかりと理解し、決して大学進学時の私のように、油断したりせず、どんなに加害者と離れられたと思っても、最低でも一年は、決して油断せずいつでも逃げれるように備えておいてください。

可能であれば、私がそんな深刻な被害を克服し、一生絶対にいじめられない人間として自分を変えた方法から描いたいじめ克服マニュアル小説『星空マウス』を読んみてください。大きめの図書館なら入ってる場合が多いですし、書店やアマゾンで取り寄せも可能です。もし、どこにもない場合は、小説としては未完成ですが私のHPでいじめ克服マニュアル小説風バージョン『星空マウスと凍える虎』を現在も無料公開中ですので、そちらでも構いません。もし、自殺を考えるほど追い詰められているなら、死ぬのを少しだけ先伸ばしして、騙されたと思って読んでみてください。

とにかく、油断をしている時に噛みつかれるのが一番痛いです。加害者は君の想像をはるかに超える執念深さをもつ暴力ストーカーです。決して油断しないでください。

ぼくは、ぼくだけは何があろうと絶対に君の仲間だ。だから、何とか生き延びて! 同じ地獄を生きた戦友だ。これ以上戦友が死んでいくのを黙って見ているなんて耐えられない。だから、お願いだから生き延びて! ぼくも、こうして地獄をいきのびたから。君にこの言葉を伝えるためだけに、こうして生き延びたから

工藤勇人君、そして死んでいった多くの戦友の冥福を祈ります。

       中園直樹

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またぼくが死んだ

岩手で中2の子が自殺しました、悲しいことです。必ず夏休み前は子供のがまんが限界にきている時期なのです。


中園直樹さんに次の詩を載せてくださいと頼まれました。

彼は10年という長いいじめにあってきたので、いじめの話を聞くと自分がいじめられてるようにフラッシュバックしてしまうのです。ですからネットに入るのが今すごく大変なのです。それでおほおっておけないので、不詳私がいつも代筆を頼まれます、お許しください。


またぼくが死んだ

 

二千二年十月十二日―十九日


今週 `中学三年の少年が飛び降り自殺

そんなことに関係なく

今日も世界は回っている


若い命が悲鳴と散って行く・・・

今年 `何人目だろう・・・ ゚


世界中で考えれば ` ゚

毎日数え切れないほどの人間が死んでいる ゚

裕福な国で恵まれた生活をしているくせに ゚


本当にそうだろうか。


そうじゃない!

ぼくは、ぼくたちは皆それを知っている。

そう、あれはぼく。

彼の痛みが痛くて、痛くて、痛すぎて、

「目を背けたい!」

「これ以上、僕を苦しめないでくれ!」

「君たちが死ぬと、ぼくが痛い!」

「ぼくはもうボロボロ」

「このままでは、壊れてしまう・・・」

だけど

だからこそ

ぼくは、

ぼくだけは逃げるわけには行かない

彼が苦しみ、

死んでいったという痛みを

しっかりと胸に刻まなくてはならない。

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ねえ

「、、、ねえ」「これ、、、じゃない、そう思わない?」

「そうかなあ。」「みんなそう思うよね。」「、、だといいと思うよ。」

「これ、、、だよね。」

「・・・・・・。なあ。」

子供の会話ではありません、大人の会話です。

でも読まれた人はまさか大人だとは思わなかったでしょう。

年代は、若い人だけではありません、実はこの言葉は50代、60代、70代、女性だけではありません、男女共です。

 

これらの言葉に共通していることは何ででしょうか?

それは

「同意を求める、確認の言葉です。」

「私は、、思うけど、あなた方もそう思うよね。だから賛成してよね。反対するわけないですよね。」

という意味です。

この言葉を発言する人に共通することは何でしょうか?

それは

「その場を仕切るのは私ですよ、わかってますよね。」

という暗黙の意思表示です。

 

この発言が、元大手の会社の社員から、お金持ちの奥さんから、PTAの役員から、あるいはいわゆる「意地が悪くうるさい人」と思われている人から発せられたらどうなるでしょうか?

 うなづかざるを得ないことでしょう。

 

 そんなことまで気にするのかと思われる方もおられるでしょうね。でもこれがほとんどの人の集まりで、派閥やグループを作る、始まりになります。

それはやがて、それに不賛成の人に阻害感や差別観を感じさせます。反対する人は孤立していきます。

 やがて、意見が出せなくなります、圧迫感に耐えきれなくなってやめる人が出てきます。

 結果としてそれを許した集団は活動が停滞していきます。追い出した人は無責任にも「つまんないから私も辞める。」という結末になるパターンもあります。

 

いじめはこういう些細な言葉から始まります。

 

・・・・・・・・・・・・・参考に・・・・・・・・・・・・

 

学校でディベートやプレゼンの授業をするとき、基本的なこととして

「賛成意見」「反対意見」があるということを学びます。

その言い方も

「私は、、、、さんの意見に賛成です。、、、さんは『・・・・』と言われましたが、私も『、、、は、、、、だと思います。』なぜならば、、、、、は、、、、だからです。」

 

など発言の言葉も最初はパターンとして使うことで、ディベートはスムーズに進むことを学んでいくのです。

 

そして、発言するときは必ず「敬語」を使うことを学びます。

「相手をおとしめることを主体とするディベートは議長が止めに入ること。」などなど、細かく訓練されてきています。

 

このあたりは、大人も心して学習することが必要なのだと思います。

そして「、、、さん」というように心がけましょう。

大人なのに若い女性に「、、、ちゃん」はもってのほかです。

年配の方が年下の男性に「、、君」というものやめてください。

まして、いくら先輩後輩だったとしても、ボランティアや、趣味のサークルで「呼び捨て」はないでしょう。


長い間に「当たり前」と思っていたことが「当たり前ですまない」状況になっています。特にいじめの運動に関わる人は、代表者からまず率先してより一層人権の学習に励まなければいけないと思います。


浅薄なことばかり述べられても、単なるイベントに終始されていては「いじめ体験者」「被害者」「差別を受けた人」には苦痛でしかありません。


とてもとてもデリケートな問題なのです。


それは私自身の自戒でもあります。


私も幼少年時代から外国人の中で過ごしたため、言葉が上手くしゃべれません。でも聞き取れてもうまく話せません、体が小さくいつも劣っている人として扱われてきました。学校に行けなかったから、学習障害を持ちながらそれを言うことすらできない人生でした。色んな嫌がらせを受けました。上げたらきりがありません。

それでも大学を出て公務員試験も教員試験もパスして、起業もできました。

「楽だよね」と言われることがどんなにか苦痛でしょうか、、、。

ですからいじめや差別の運動に関わることは生涯の課題と若いころから思ってきています。

それでも、まだ勉強不足と感じることが沢山あります。


皆さん一緒に勉強し、争いや憎しみのない世界を目指しましょう!


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トイレに手を突っ込んだ少女

トイレに手を突っ込んだ少女


 だいぶ前だった。ある中学で教えていた頃、「先生トイレに物が詰まってます」と女子たちが呼びに来た。行ってみると紙くずか何か固まっていた。

「こりゃあとらなきゃ。」

とつぶやいたら、そばにいた女の子、急に立ち上がり給食の牛乳パックを捨てるビニル袋を持ってきた。

 ビニル袋で手をおおいやおら手を突っ込んで汚物と一緒に紙を取り出しました。そばにいた子たちも「あっ」と叫んでしまいました。

「えらいわねえ。」

女の子たちもすっかり感心してしまいました。もちろん私もです。

 この日は担任出張していない日だったので、副担任にお話ししたら、

「帰りの会で名前を出さなかったけれど

『アマノ先生がこんな子がいたよとほめていましたよ』

 と言ってその子を見たらうれしそうにしてましたよ。」

と離されました。

 日頃、意地悪な言葉を浴びせられることが多い、からかいの対象となる子でした。時に教室で泣いている姿を何度も見たことがあります。

 男女から「汚い」とか言われてしまうのです。

 私もそのことを知っていましたから、本当に嬉しかったし、みんなの前でほめてあげる良い機会だと思ったのです。

それで副担任の先生に話したのです。副担任の先生はまだ若い女性の先生でしたが、生徒からとても慕われている先生だったので、この先生から話してもらうのが一番良いと考えたのです。


 バレンタインデー、その子からチョコレートをもらいました。


・・天野記「暖かい部屋から

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5/23(土)天野家ちゃんねるピンクシャツデーコーナーで放送

明日天野家チャンネル8:45pm~9:30(六本木ヒルズから生放送)

でピンクシャツデーのコーナー(9:13分頃から)を放送します。今回は各地のTシャツやピンクシャツデーとかちのテーマソングを歌っているバンドMy'sのCDの紹介をさせていただきます。

中園直樹さんも出演されます。

 STICAM AINEVER TV & SHOWROOM(ユーストリームとDeNaの同時配信です)

毎回入れ替わりを含めると45分間で、約3000人が視聴されています。

もしよろしければ、放送中コメントを書き込んでください。書き込むにはログインが必要ですが、twitterやfacebookのアカウントで簡単にログインできます。

スマホでも視聴、書き込み可能です。 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

天野家自体の活動、コスプレイヤーさんの紹介やアーティストさんの紹介もあるので宣伝みたいで恐縮です。


天野家、天野塾代表の天野は無償でこのコーナーを提供しています、NPOカプラーの正式理事にもなりました故ピンクシャツデー部門担当として今後も活動していきます。


毎月第4土曜日 PM8:45~PM9:30 2015年3月~8月限定  生中継

場所 六本木ヒルズ のスタジオから

  STICAM AINEVER TV & SHOWROOM

配信 https://www.showroom-live.com/ainevertv   

おかげさまで八月以降も放送を続けられそうです。

過去の放送はこちらで見られます。

https://www.youtube.com/channel/UCyXu78fHfxM2gT-Z9VS44Fw


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ピンクシャツデーとかちのHP

ピンクシャツでーとかちの新しいホームページができています。こちらでは学校から地域で取り組んでいて、専用の放送番組まで作りました。


詳しくはこちらのHPでご確認ください。


ピンクシャツデーとかち

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メッセージ

中園さんからのメッセージ、前回推敲中のものを掲載してしまいました。

今回UPしたのが完成版です。


中園直樹さんからまたメッセージをいただきました。連休明けの子供たちを心配してのことです。よろしかったら学校でも職場でも、悩んでいる友達にコピーして送ってください。

  少しでもいじめが無くなり、自ら命を絶つ事件が起きないことを願って、、、

 

 【メッセージ】


休みが明けて

あなたが昨日死のうと思ったことは

今朝死のうと思ったことは

さっき死のうと思ったことは

今死のうと思ったことは

いつも死のうと思っていることは

ぼくはよく知っています

ぼくも同じだったから


だからこそぼくは

あなたに生きのびてほしい


あなたと同じに

偽りのキボウに騙され

何度も絶望の底に叩き落とされ続けたぼくは

何の役にも立たない

そんな言葉を伝えるつもりはありません


あなたにとっては

今後も生きることは

苦しみの延長でしかないかもしれない

それでもぼくは

あなたに生きのびてほしい


あなたに直接会えないぼくは

現実的には何もできないかもしれない

それでも

少なくともぼくは

あなたがたったひとり孤独の中で

これほどまでに苦しみ続けていることを

誰よりもよく知っています


そしてあなた以外に

この文章を読んだ方々も

あなたが今も苦しみの中にいることを知ってくれます


ささやかな

本当にささやかなつながりでしかないけれど

あなたは独りではありません


苦しみの渦中にいるとき

ぼくにこんな言葉かけてくれる人なんて

ひとりもいなかった

そんな本も一冊もなかった

だからあなたに伝えます

あのときのぼくが一番聞きたかった言葉を


ぼくはあなたが

独り苦しみ続けていたことを

今も苦しみ続けていることを

知っています

あなたの苦しみはぼくの苦しみなのです

あなたは独りではありません


だから本当は

あなたが学校が始まって

ホッとしていることも知っています

学校さえ始まってくれれば

早朝から深夜までエンドレスでいじめられる休日と違い

授業中だけはいじめられないから


「戦争体験は子供や孫に伝えられたけど

 本当に辛かったいじめの体験だけは

 誰にも話せていない」

ぼくの講演の後に話しかけてきた

日本人のおじいさんの言葉


そうあなたやぼくの苦しみは

戦争以上の地獄なのです

だからあなたやぼくが

死にたくなるのは当たり前なのです

あなたは弱くなんてない

誰よりも強い!


そんなあなたにとって

生きることは

これからも

苦しみばかりかもしれない

それでもどうか

どうか生きてください

世界中のあなた

どうか生きのびてください


ぼくも今

こうして生きているから

あなたに生きのびてもらうためだけに

あなたと同じ

永遠の生き地獄を

生きのびたから


 中園直樹

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子どもの日、中園さんからのメッセージです

子供の日は学校が休み。

永遠の生き地獄、いじめから一瞬でも解放される仲間がいることが救い。

ぼくのように休日も早朝から呼び出されて夜中までいじめられる仲間は稀かもしれない。

それでもきっといる。


GW中も休まずいじめられ続けている君、君はぼくだ。

君の傷みはぼくの傷み。

君の涙はぼくの涙。

君の命はぼくの命。

ギリギリでも、どうか生きのびて。

今日一日だけ生きてみて。

ぼくもその繰り返しで十年以上の生き地獄を生き延びた。

きっと君も大丈夫。



・・・・・・・・・・・

中園直樹さんから子供の日に合わせてメッセージをいただきました。

原文はメールの短文でしたが、リズムや言葉が美しいので「詩」の形にて投稿させていただきます。

よろしかったら学校やご家庭でもお子さんに読んでいただければと思います。

                                天野

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