2015年2月8日
浦和、愛媛、広島で、ピンクシャツデーのイベントが開かれました。
詳細はまた写真とかをいただいたら、アップしていきます。
今日は文責の天野の感慨を記します。
中園直樹さんからピンクシャツデーのお話を聞いたのは、2010年か2011年だったかと思います。
2011年天野塾・天野家で行おうかと申し出るのをためらっているうちに時が過ぎました。
2012年本当に、数週間前に思い切って申し出て、16名の人で集まりました。ほとんどがいじめや不登校の経験を持っている人達です。
かくいう私も親が不登校ならず不登社で、心を患い苦しんだ少年時代があります。わけもなく切れては何時間も先生からお説教された思い出?があります。
その前年には学校に行けずオール1を取ったばかりでした。心のケアなどありませんでした。
世の中の不人情を若くして味わってしまいました。「誰がわかってくれるんだ」その思いは人一倍強かったです。
大学を出て最初の職場が「青少年相談所」だったのも不思議な縁だったと思います。それが32歳で先生に転職したきっかけにもなりました。
いつもいつも、人から遅れる人生でした。
優等生でもなく、むしろその逆の過去があるから、自分は少なくとも他の人とは違う経験をしてるから、それを子供に役立てるだろう、、そんな思いでした。
その経験があるからこそ、この活動に感銘したのです。
教師時代、私の掲示板に生徒が悩みを書くと無料でアドバイスを書いてくれたのが中園さんでした。それが彼と出会うきっかけでした。
ピンクシャツデーはどこが中心団体だとか、上部組織だとか、公式団体だとか、そういうものはありません。
だからと言って、ビジネス目的や売名行為や、単なる歌やダンスイベントになってしまってはいけないと思います。
いじめられた経験を持つ人には、そのような催しには尻込みをしてしまうでしょう。かえって辛くて、行く気がしなくなってしまうでしょう。
・数人で集まって行っても価値のあることだと思います。
・政治や宗教に利用されるべきものでもないはずです。
いじめをなくす活動でいじめを出してしまったら、、、笑い事ではありません。でも起こりうることです。残念ながらあり得ています、、、、。
大変難しい活動だと思います。
これらの問題意識を常に持ちつづけること、、これが今後の活動で重要になってくることではないでしょうか。
各地でピンクシャツデーの活動を聞くたびに、ここ数年の活動の広がりの速さに感無量になります。
言い知れぬ、ひどいいじめの経験のある中園さんが、命を懸けて「ピンクシャツデー」の言葉を広めた結果だと思います。
ネットでこの言葉を調べるとすべて彼の活動と結びついているのです。
「ピンクシャツデーを日本に広めましょう!」のメンバーもみな、無料で活動しています。
売名行為とか営業目的とかそのような状態ではありません。
去年作成した通帳に新しく入金した金額はまだ1000円です。それでもここまで広報活動ができたのは、うれしいことです。
その状態でも、去年は単独での活動も、2月、10月、11月、12月と継続して行えるようになりました。
私ができることは残り19年もない人生で、少しでも人々が穏和に暮らせる世の中になれるよう、お手伝いをすることです。療休2年、酸素ボンベを引いて歩いていた状態から早期退職してはや8年、まもなく9年になります。最近ますます体の衰えを感じます。
もしこんな活動をしたというものがあれば、どんなに些細なことでもお知らせください。ホームページでご紹介していきます。
一年中活動していいと思います。
活動の資料などホームページからダウンロードできるものをご用意しています。どうぞお使いください。
近頃の悲惨なニュースを聞くたびに、社会全体にやさしさが無くなってきているように感じます。
子供の貧困、経済格差、残酷な事件、20代の一人暮らしの女性の10人に一人が貧困、皆いじめと無関係ではありません。弱者がターゲットにされています。
なぜいじめをなくそうという趣旨の話し合いでもめるのでしょう、、人の嫌がることを言うのでしょう、、それは学校だったり、地域であったり、ボランティアの団体だったり、、残念です。いじめられてきた人たちの意見が反映されません、、、、。
日本にも世界にも穏やかな時が来ますように。
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